スハユ30の製作5

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

▼参考にしているスニ30(碓井峠鉄道文化村)の窓です。
 このように郵便室の窓は荷物室と同じくガラスの破損防止のため、格子が設置されていました。

39スハユ30
▼製品の窓ガラスの格子表現は太いので、グリーンマックスのパーツを利用しました。※同社直営店のみの販売品です。
40スハユ30
▼窓ガラスパーツはグリーンマックスの製品の余りパーツを利用しました。
なお、郵便の区分棚が設置されている3つの窓は白い板で塞がれていた?ので、白く塗ったプラ板を貼りました。

41スハユ30
▼床下機器とアンチクライマーはガイアノーツのフラットブラック(012)を吹き付けました。
42スハユ30
▼妻板のテールライト(尾灯)は銀河モデルの「テールライトレンズ(N-065)」を利用しました。
43スハユ30
▼先に開けていた孔にレンズパーツを、梁端にアンチクライマーを取り付けました。
44スハユ30
▼車体と床下パーツ、台車を取り付けて完成です。
45スハユ30

○完 成
▼記録写真に基づく修正したベンチレーター及び床下機器が分かる車体側面
51スハユ30
▼妻板のはしごは二重屋根車は客車側、丸屋根は郵便室側に設置されていました。
52スハユ30
▼スハユ30-1
46スハユ30
▲1930年(昭和5年)7月31日、梅鉢鐵工所にてスハユ35300として製造
 東京管理局内に配置後、美濃太田を経て高山へ配置(時期不明)
 1968年(昭和43年)10月3日、高山にて廃車(同年3月末の配置表では除外) 
 ※いわゆる国鉄のヨンサントウによる見直しのため

▼スハユ30-3

47スハユ30
▲1930年(昭和5年)7月31日、梅鉢鐵工所にてスハユ35302として製造
 東京管理局内に配置後、美濃太田を経て高山へ配置(時期不明)
 1968年(昭和43年)10月3日、高山にて廃車(同年3月末の配置表では除外)

▼スハユ30-4

48スハユ30
▲1930年(昭和5年)7月15日、大阪鉄工所にてスハユ35303として製造
 門司管理局内に配置後、鳥栖を経て高山へ配置(時期不明)
 1968年(昭和43年)10月3日、高山にて廃車(同年3月末の配置表では除外)

▼スハユ30-7

49スハユ30
▲1930年(昭和5年)丸屋根の三等・荷物車(スハニ35723)として製造
 1940年(昭和15年)10月3日、大宮工場にて郵便室に改造し、スハユ30に編入
 東京管理局内に配置後、美濃太田を経て高山へ配置(時期不明)
 1968年(昭和43年)10月3日高山にて廃車(同年3月末の配置表では除外)


※参考文献
 ・鉄道ピクトノアル2006年7月号、8月号「特集スハ32系」
 ・国鉄客車配置表(昭和33年版、昭和39年版、モア)
 ・国鉄鋼製客車Ⅰ(JTBパブリッシング)

写真展「懐かしい高山駅のポッポ仲間」

 高山市民時報(2019年9月27日付け)にて蒸気機関車の写真展が開催されていると紹介されていたので、会場に行ってみました。

▼展示会場は国道41号沿いにある高山卸商業センター会館(問屋町)

01写真展2019
▼入口には案内看板がありました。
02写真展2019
▼展示写真は昭和20~40年代に高山駅周辺で撮影された17点で、同センターの玄関ホールに展示されていました。(以下、主催者の許可を得て撮影)
03写真展2019
▼撮影者は駅近くにお住まいの白井さんで、国鉄職員との交流により構内での撮影が許されたようです。撮影者は会場に常に待機されていないようですが、見学日には偶然、白井さんにお会いすることができ、貴重なお話を聞くことができました。
04写真展2019
▼写真17点のうち1点は元国鉄職員の田中泰三氏(故人)の写真で、お召列車を牽引する蒸気機関車(C58216)が転写台に乗っている様子をローアングルで撮影したものです。
05写真展2019
▼気になった写真を3点ご紹介します。
 題名「給炭作業(1)」

06写真展2019
▲C58の炭水車へジブクレーンが直接バケットで石炭を補充している様子ですが、奥に写っている給炭槽を使用して補充した方が効率がよいのになぜこのような作業をしているのか不思議です。
▼題名「給炭作業(2)」
 先の写真の別アングルと思われます。炭水車のナンバープレートから車体はC58216であり、ジブクレーンの詳細がよく分かります。

07写真展2019
▲クレーンによる機械化前は石炭台から人力で炭水車にシャベルで補充しているのを見ていたと白井さんから話を聞くことができました。
▼題名「転写台全景」

08写真展2019
▲扇形車庫の屋根に上り撮影されたとのことで、転写台ばかりではなく、奥のボイラー棟、客車(オハ61?)、ディーゼル気動車(キハ55?)が見えます。
 ※写真ではガラスの反射が一部写り込んでしまいました。

 蒸気機関車の写真といえば、駅ホームや定番の撮影場所(お立ち台)から撮影したものが多い中、機関区構内の貴重な写真ばかりで興奮し、今後の模型製作の参考になりそうです。
 同写真展は、平日(月~金曜日)午前9時半から午後4時まで、開催期間は10月20日頃(予定)までとのことなので、興味のある方は見学されてはいかがでしょうか。

JR東海の気動車と作業車の展示会

 2019年(令和元年)9月29日(日)、高山駅においてJR東海の気動車と作業車の展示会が開催されました。これは高山市公共交通活性化協議会が公共交通の利用促進を目的に2012年(平成24年)から開催している「のりものフェスタ」に対して同社が展示協力したものです。
 このフェスタでは、これまで鉄道車輌の展示はなく、今回初めての展示でした。

▼展示会場の入口
 普段はゲートが閉められて敷地内には一般人は立ち入ることはできません。それでは展示車両の紹介です。

01のりものフェスタ19
▼マルチプルタイタンパー(09-16形)
 バラストによるレールのゆがみを矯正する保線用機械で、「マルタイ」と呼ばれています。これまで旧型である08-275形を過去に3回見たことがありましたが、新型の09-16形を見るのは今回初めてでした。

02のりものフェスタ
▼ウニモグ(軌陸両用車)
 線路も道路も走れるドイツ製車両で、普段はレールや枕木を運搬し、2018年の下呂での災害時には重機も運搬しました。

03のりものフェスタ
▼高山工務区の2人乗りレールスクーター(RC-Z2WK-GWP)
04のりものフェスタ
▼キハ25系気動車
 老朽化したキハ40系などに代わり、2014年(平成26年)12月1日から高山本線にて普通列車として営業運転が開始されました。当日は車内に乗車見学することができました。

05のりものフェスタ
▼キヤ97系気動車
 定尺レール(25m)運搬車で、2008年(平成20年)4月から名古屋車両区で運用が開始されており、当日展示された車両の番号はキヤ97-2とキヤ97-102、編成番号はR2でした。(編成はR1からR4まである。)

06のりものフェスタ
▼キハ85系特急形気動車
 1989年(平成元年)2月から老朽化したキハ80系に代わり「特急ひだ」に使用されており、当日車内公開された車両はキハ85-1114(1990年3月製造)で、バリアフリー改造されたものです。
 参加したチビッコ達には大変人気で、用意されていた貸出用の制服制帽を着用して写真を撮っていました。

07のりものフェスタ
▼当日は車内見学ができ、ガラス越しではなく、普段は入れない運転室に直接入らせていただきました。
08のりものフェスタ
▼キハ25、キハ85、キヤ97が勢揃い。フェスタにしか見られない光景でした。/span>
09のりものフェスタ
 今年のフェスタで初めて鉄道車両が展示されることがあまり周知されていなかったため、見逃すところでした。
 会場で運輸区長さんにお会いすることができ、来年も開催していただくようにお願いしてきました。

スハユ30の製作4

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

○塗 装
▼屋根はガイアカラーのダークグレー(1007)を吹き付けました。
29スハユ30
▼丸屋根には手すりが2箇所に付いていることが確認できるので、0.15ミリ径の真鍮線を曲げ、屋根パーツに孔を開けて金属用瞬間接着剤で接着しました。
30スハユ30
▼丸屋根のベンチレーターはガイアカラーのねずみ色1号を吹き付けました。
31スハユ30

○インレタ貼り
▼インレタ張りの参考のため、碓井峠鉄道文化むらのオハユニ61(郵便荷物合造車)の車体側面を確認しました。
32スハユ30
▼郵便室の側面には郵便の文字とマークが描かれています。
33スハユ30
▼郵便マークはMODEMOの製品に印刷されていましたが、実車や記録写真からグリーンマックスの「客車郵便・荷物車」の車両マークを利用することにしました。
34スハユ30
▼スハユ30関係の標記類はレボリューションファクトリーの「スハユ/マユニ関係インレタ」(150)と「オハ61インレタ」(659)を用いることにしました。
35スハユ30
▼この車体はリベットが多く、インレタを直接車体に転写することは困難だと判断し、クリアデカール(水転写式)に転写してから、そのデカールを貼り付けることにしました。
使用したクリアデカールはHIQPARTSの「クリアデカールTH」でレーザープリンター用ですが、問題なく使用でき、台紙が薄いブルーなので転写結果が見やすく、はがきサイズなので、使い勝手がよいと判断し使用することにしました。

36スハユ30
▲インレタをデカールに転写し、必要な大きさに切り取り、割り箸に両面テープで固定した後に転写部分を保護するため、クレオスのスーパークリアーⅢ(GX100)を吹き付けました。
▼デカールはクレオスのマークセッターとマークソフターを用いて車体に密着させました。

37スハユ30
▼デカール乾燥後、クレオスのスーパークリアーⅢ(GX100)を吹いてデカール部分を保護した後、全体をスーパークリアー半光沢(181)を吹き付けました。(続く)
38スハユ30

スハユ30の製作3

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

▼MODEMOの製品は座席パーツが再現されていますが、車内のリアルさを増すためにそぐわない車体への取付パーツを切り取りました。

20スハユ30
▼郵便室の参考とした「のと鉄道能登中島駅(石川県七尾市)」にて保存されている郵便車(オユ10)の内部です。
21スハユ30
▲両壁には郵便の宛先別の区分棚が配置され、職員が駅ごとに集められた郵便物を職員が区分けします。棚の設置により窓が塞がれ、スハユ30では窓は白い板(乳白)?で塞がれています。
▼郵便小包み用の棚です。

22スハユ30
▼省略されている座席の一部や仕切板をプラ板でそれらしく作りました。
23スハユ30
▲車体中央の客室と郵便室の間には便所が設置されていたのでそれも再現しました。

○塗 装
▼車内の壁をそれぞれ塗装しました。
 塗料は郵便室をファルベの室内用グリーン(034)、床板と客室及び便所の仕切板をガイアノーツのぶどう色2号(1004)、モケット張り座席はクレオスのインディーブルー(65)、客室側の出入台(デッキ)はクレオスのタン(44)を用いました。

24スハユ30
▼客室の座席の背もたれ(背摺り)は木製で明るい色で塗られたようですが、製品の成形色もベージュなので無塗装としましたが、スハニ35707以降はモケット張りに変更されていることなので、該当する丸屋根の7号車(前スハニ35723)は背もたれもクレオスのインディーブルー(65)を塗りました。
25スハユ30
▼MODEMOの製品のガラス窓はシートが貼り付けられ、磨りガラスや破損防止の格子も表現されていました。
26スハユ30
▼格子が太く、内壁の塗装に支障が生じたので、透明シートを取り去り、郵便室をファルベの室内用グリーン(034)で塗装しました。
27スハユ30
▼車体は屋根部分をマスキングしてガイアノーツのぶどう色2号(1004)を車内とともに吹き付けました。(続く)
28スハユ30
プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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